アヤックス退団後フリーの日本代表DF冨安健洋(27)の移籍先探しに新たな動きがあった。数週間続いていたヴェネツィア移籍の行方についに決着がつき、同時に新しい移籍先候補も浮上している。

ヴェネツィア移籍はなぜ消滅したのか
冨安は7月上旬、セリエA昇格組のヴェネツィアと3年契約・年俸100万ユーロ(約1億9000万円)で合意に近づいていると報じられていた。しかし直後にEU圏外選手の登録枠問題が浮上し、「破談の可能性」が繰り返し報じられる展開が続いていた。
Football Tribe Japanによると、ヴェネツィアが同じくEU圏外選手のアコル・アダムスを獲得したことで登録枠を使い切り、冨安の加入は正式に消滅したという。約2週間にわたって「合意」と「破談懸念」の間で揺れていたこの移籍話が、ようやく決着した形だ。フリーの状態が続く中でのクラブ探し失敗は痛手だが、裏を返せば選手側にとっては次の決断に集中できるタイミングとも言える。
新たな移籍先候補・トリノが急浮上
ヴェネツィア消滅と入れ替わるように急浮上したのが、セリエAの伝統クラブ・トリノだ。THE DIGEST(Yahoo!ニュース経由)によると、イタリア人記者が「トリノのクラブ幹部が冨安の代理人に接触した」と報道。現地では守備陣強化のリストアップ候補として名前が挙がっているという。
トリノは近年セリエA中位の常連で、堅守を売りにするチームカラーで知られる。冨安のようなインテリジェンス溢れる対人守備の強さは、まさに欲しい人材のタイプと言えそうだ。ヴェネツィアのような昇格組ではなく、リーグでの実績を積んだクラブという点も選手側にとって悪くない選択肢になりうる。
本人はプレミアリーグ移籍を最優先も「待つつもりはない」
気になるのは本人の意向だ。ジャーナリストのダニーロ氏によれば、冨安本人の最優先事項は依然としてプレミアリーグ復帰だという。アーセナル時代の実績を考えれば当然の希望とも言えるが、同時に「その機会をいつまでも待つつもりはない」という現実的なスタンスも伝えられている。
フリーの状態が長引けばコンディション維持の面でもリスクが増す。理想(プレミア復帰)と現実(早期の所属先確保)の間でどう折り合いをつけるか、今後数週間の動向が焦点になりそうだ。
ファンの反応
- 「もうはよ決まってほしい」――フリー期間の長期化を心配する声。怪我のリスクや実戦感覚の低下を懸念するファンは多い
- 「冨安さんもどうなるかねえ」――ヴェネツィア破談を受けての先行き不安を素直に吐露する反応
- 現地イタリアのファンからは「来てくれたらうれしい」「いい買い物だ」と歓迎ムードの声も。堅守型の即戦力DFへの評価の高さがうかがえる
破談のネガティブなニュースにもかかわらず、トリノファンから好意的な声が上がっているのは、冨安のセリエAでの実績とプレースタイルへの信頼の表れと言えるだろう。
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