59歳、天皇杯の舞台で歴史を塗り替えた。福島ユナイテッドFCの三浦知良が、日本サッカー史上最年長ゴール記録を更新した。

天皇杯予選決勝、後半7分の劇的ゴール
2026年7月25日に行われた天皇杯JFA第106回全日本サッカー選手権大会・福島県代表決定戦の決勝。福島ユナイテッドFC(J3)はいわき古河FCと対戦し、7-0の大勝でこの試合を制した。
その5点目、後半7分に生まれたのが59歳4か月29日の三浦知良によるゴールだった。23歳のMF永長鷹虎(川崎フロンターレから期限付き移籍中)が右サイドからドリブルで相手DF3人を抜き去り、ゴール前へマイナスのパスを供給。走り込んだ三浦が右足でダイレクトに流し込んだ。ゲキサカ・東スポWEB・NHK・福島民友新聞など複数メディアが同ゴールを速報で伝えている。
36歳差の「ゴールデンコンビ」が生んだ一撃
今回のゴールで注目したいのが、アシストした永長との年齢差だ。23歳と59歳、実に36歳離れた2人が織りなした崩しは、単なる大量得点の1つではなく「世代を超えたコンビネーション」として反響を呼んだ。三浦は試合後、「後半が始まる前に、永長選手にアシストをして欲しいと言い、その通りにしてもらえた」と明かしており、事前に本人からリクエストしていたという裏話も伝えられている。「監督を含め、あの時間まで出場させてもらった期待に応えたかった」というコメントからも、59歳になった今も試合に懸ける姿勢が変わっていないことがうかがえる。
日本サッカー史上最年長ゴール記録を更新
三浦にとってこのゴールは、2022年11月12日のJFL・FC大阪戦以来、約4年(1351日)ぶりとなる公式戦での得点であり、福島加入後初ゴールでもあった。さらに、NHKニュース・東スポWEBなどが伝えるところによると、59歳149日でのこの得点は日本のプロサッカー選手史上最年長ゴール記録の更新にあたるという。プロ入りから40年近くが経ち、Jリーグ発足前から第一線でプレーしてきたレジェンドが、なお現役で記録を塗り替え続けている事実が今回あらためて可視化された形だ。福島ユナイテッドFCはこの勝利により福島県代表として天皇杯本戦への出場を決めており、1回戦(8月19日)では山形県代表の大山サッカークラブと対戦する。
ファンの反応「引退という言葉が追いつけない」
- 「三浦知良59歳で得点って、もはや意味が分からない」「難以置信(信じがたい)」――国内外を問わず、まず出てきたのは年齢と得点の組み合わせそのものへの驚きだった
- 「将来が楽しみな選手ですね」――ベテランというより一人のFWとして今も伸びしろを冗談交じりに評価する声もあり、揶揄ではなく愛情のこもった反応として広がった
- 海外ファンからは「ポルトガル人として言うけど、これクリスティアーノの目に入らないようにしてくれ」というユーモラスな声や、「引退という言葉が20年間彼をマンマークしようとしているのに、未だに追いつけていない」という洒落た表現も見られ、キングカズの存在が国境を越えて認知されていることを改めて示した
- プレー内容についても「全盛期のゴールの決め方を彷彿とさせる、まさにゴールを嗅ぎつけるようなプレーだった」と、衰えない嗅覚を評価する声が多かった
移籍当初は地元外から賛否もあったというが、地域リーグの舞台で結果を出し続けるキングカズの存在感は、年齢という数字だけでは測れないところまで来ている。天皇杯本戦でも、その動向から目が離せない。
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