スペイン、物議のPKからフランス完封で決勝進出にファン騒然「ヤマル、誕生日の翌日に大仕事」

サッカー

スペインが優勝候補の一角フランスを2-0で完封し、2010年大会以来となるW杯決勝進出を決めた。19歳ヤマルの活躍と、物議を醸したPK判定——見どころの多い一戦となった。

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ヤマル、誕生日翌日の大仕事

試合は現地7月14日、ダラスで行われた準決勝。前半22分、DFリュカ・ディーニュがラミン・ヤマルに反則を犯しPKを獲得すると、ミケル・オヤルサバルが冷静に決めて先制。後半58分にはペドロ・ポロが追加点を挙げ、スペインが2-0で勝利した。ヤマルは試合前日の7月13日に19歳の誕生日を迎えたばかり。「誕生日の翌日」に世界の大舞台でチームを決勝へ導く働きは、新時代のエースの誕生を鮮烈に印象づけた。

物議を醸したPK判定

一方でこのPK判定は物議を醸した。「ディーニュはクリアしようとしていただけで、先にヤマル自身がハンドしていたのでは」と疑問視する声が上がっている。VARが介入する現代サッカーでも、こうした際どい判定はしばしば議論を呼ぶ。フランス側からすれば納得のいかない失点だっただろう。ただ、判定の是非とは別に、そのPKを獲得する動き出しと、決めきったチームの遂行力は評価に値する。

「勝つために作られたチーム」——盤石の守備

判定への賛否はあるものの、結果として際立ったのはスペインの守備力だ。この試合で通算37試合無敗、6度目のクリーンシートを記録し、エムバペら擁するフランスの強力な攻撃陣を完全に沈黙させた。ポゼッションで主導権を握る攻撃的なスタイルばかりが注目されがちだが、これだけ失点しない堅さを併せ持つからこそ、スペインは頂点を狙える。攻守のバランスが取れた、まさに「勝つために作られたチーム」だった。

黄金世代スペイン、頂点へあと1つ

ヤマルを筆頭とする若い才能と、経験豊富なベテランが融合した現在のスペインは、まさに黄金世代と呼ぶにふさわしい。EURO2024を制した勢いそのままにW杯決勝へ駒を進め、あとは頂点に立つのみとなった。攻撃的で見て楽しいサッカーと、失点しない堅い守備を両立できるチームは、そう多くない。この決勝進出は偶然ではなく、積み上げてきた完成度の必然的な結果と言える。決勝の相手が誰であれ、スペインは優勝候補の筆頭であり続ける。

得点者オヤルサバルとポロ、層の厚さ

この試合で得点を挙げたのはオヤルサバルとポロで、ヤマルばかりが注目されがちなスペインの「層の厚さ」を示した。誰が出ても点を取れるという選手層は、長い大会を勝ち抜くうえで決定的な強みになる。エースが抑えられても別の選手が決める――そんな総合力があるからこそ、スペインは安定して勝ち続けられる。個の輝きと組織の厚み、その両方を備えている点が、このチームの真の強さだ。

Xで広がったファンの反応

  • 「バルサがマドリーに勝ち、スペインがフランスに勝った。ヤマルはどこに行ってもエムバペに勝つらしい」
  • 「サッカーはチームスポーツ。ヤマル個人がエムバペに勝ったって言うのはナンセンス」という冷静な反論
  • 「ディーニュは背を向けてクリアしようとしていただけ。先にヤマルがハンドしてたように見える」と判定を疑問視する声
  • 「美しいサッカーだけじゃなく、勝つために作られたチームだ」とスペインを称える声

PK判定を巡る賛否はありながらも、スペインは決勝進出という結果を確実に手にした。決勝の相手は、イングランドとアルゼンチンの勝者となる。

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