鈴木誠也、投手交代直後の21号3ランで完封勝利の立役者に トラウト超えの数字に米記者「野球界で最も過小評価されている選手」

野球

カブスがカージナルスとの一戦を3-0の完封勝利で飾った裏側で、鈴木誠也が投手交代直後を的確に狙い撃ちする3ランホームランを放ち、チームの全得点を一人で演出していた。同じタイミングで米メディアからは、鈴木の打撃指標が「トラウト超え」と評されるほどの好成績であることが指摘され、「過小評価されている」という声が相次いでいる。

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HIGH. DEEP. GONE.

投手交代直後を狙い撃ち、21号3ランで完封勝利の立役者に

現地時間8月15日、リグリー・フィールドで行われたカージナルス戦。カブスは先発クレイ・ホームズが6回途中まで無失点の好投を続け、カージナルス先発マシュー・リベラトレも粘りの投球で試合は0-0のまま終盤に。均衡が破れたのは6回裏、1死一・三塁の場面で登板したばかりのリリーバー、G.ソリアーノから鈴木が4球目を捉え、左中間スタンドへ運ぶ21号3ランを放った。これがそのままこの試合の全得点となり、カブスは3-0で完封勝利。試合時間は2時間34分、40,374人の観客を集めた一戦は、鈴木の一振りで決着がついた形だ。

投手交代の直後、まだ相手投手が状態を整えきっていないタイミングでの一発は、鈴木の勝負強さを象徴する場面ともいえる。今季の鈴木は4打数2安打3打点とマルチ安打で試合に貢献し、打率は.273まで上昇した。

米メディアが着目した「過小評価」論 wRC+130でトラウト超え

この一発とほぼ同じタイミングで、MLB公式サイトのマイク・ペトリエロ記者がX(旧Twitter)で鈴木の得点貢献度指標「wRC+」に言及。過去3シーズンの右打者ランキングで鈴木がメジャー全体9位の「+130」を記録しており、大谷翔平と並ぶスター選手であるマイク・トラウト(エンゼルス、+128・11位)を上回っていることを紹介した。「+100」が平均的な得点力とされる中、鈴木は平均より30%高い得点力を持つ計算になる。

この投稿を受け、米老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」でカブス番を務めるショーン・シアーズ記者も同調。「私は彼を野球界でもトップクラスのパワーバッターの一人だと思ってきた。鈴木の素晴らしい打撃に他の人たちも気づき始めているのを見るのはうれしいことだ。さらに、今季の守備力が右翼でも屈指の水準を誇っており、鈴木は野球界で最も過小評価されている選手といえる」とコメントしている。

守備指標も上位、FA市場でも人気集めそうな”打てる右打者”

鈴木の評価を押し上げているのは打撃だけではない。MLB分析に詳しいジャーナリストの村田洋輔氏はXで、今季のMLBで20本塁打とOPS.800をともにクリアしている右打ちの外野手はバイロン・バクストン(ツインズ)、ジョーダン・ウォーカー(カージナルス)、鈴木誠也(カブス)、マイク・トラウト(エンゼルス)のわずか4人だけだと指摘。鈴木は「貴重な打てる右打者」であるだけでなく、DRS+11、OAA+4、FRV+7といった守備指標でも上位に位置しており、この総合力の高さから今後のFA市場でも人気を集めそうだと分析している。

ファンの反応

試合後、Xでは鈴木を称える声が日米問わず数多く上がった。海外ファンの声を中心に紹介する。

  • 「お願いだから再契約して、ありがとう」(Derek Kudjer氏)――シンプルながら切実な契約延長の願い
  • 「今すぐ鈴木と契約延長して」(ファンアカウント「Seiya “Justin Bieber” Suzuki」、ハッシュタグ「#EXTENDSEIYA」)――ハンドルネームからも鈴木への愛が伝わる熱心なファン
  • 「ライバル対決での3ランホームラン、しかもバックに応援ソングが流れてるなんて最高すぎる。ここは天国か?」(Endo氏)――カージナルス戦という因縁の一戦での一発に興奮を隠せない様子
  • 「投手有利な球場でプレーしたらどんな本塁打数になるか気になるところ。うちのカージナルスがブッシュ・スタジアムで対戦する時は苦戦してる印象があるけど、彼が過小評価されてるのは間違いない」(Brock Portell氏、カージナルスファン)――敵チームのファンからも実力を認められる存在に
  • wRC+のランキング表のスクリーンショットに「😭」の絵文字だけで反応するファンも(AT氏)――数字を見て言葉を失うほどの驚き
  • 「このリストを見ると、今の時代にいい右打者がどれだけ少ないかがよく分かる」(Cory Johnson氏)――鈴木の希少価値の高さを指摘する声
  • 「広島のゴリラは世界のゴリラ!まだまだいけるぜ!」(んけゃじ氏)――広島カープ時代の愛称を交えた日本のファンからのエール
  • 「鈴木誠也選手と山本由伸選手は、ほんと、すごいよね、なんか、過小評価されているような気がしてなりません。ま、大谷翔平選手と比べちゃうからね、大谷選手と比べたら、メジャーのどんな選手も見劣りします」(ネンドゾウ氏)――大谷と比較されがちな二人への複雑な想いを吐露するファンも

SV編集長:投手交代直後を的確に仕留める勝負強さと、地味に積み上げてきたwRC+130という数字。派手さより堅実さで評価されるタイプの選手だからこそ、米記者の「過小評価」発言にはハッとさせられました。

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