ホワイトソックスの村上宗隆が、24号ホームランで大きな話題を呼んでいる。単なる一発ではなく、チーム記録・日本人新人記録という2つの意味を併せ持つ一打だった。
3回に左中間席へ、100.3マイルの一撃
7月31日(日本時間8月1日)、敵地セントピーターズバーグでのレイズ戦。村上は3回1死一塁、2-0とリードした場面で、元日本ハムの右腕マルティネスが投じたチェンジアップを完璧に捉えた。打球速度100.3マイル(約161.4キロ)、飛距離389フィート(約118.6メートル)、角度29度の豪快な一発は左中間席へ吸い込まれ、今季24号・打点51とした。
「コルソン・モンゴメリー、ミゲル・バルガス、村上宗隆」 MLBトリオ本塁打タイ記録の重み
この一発が特別なのは、飛距離や打球速度だけではない。同じ試合でコルソン・モンゴメリー、ミゲル・バルガスも本塁打を放ち、村上を含めた3人がそろって一発を放つ「トリオ本塁打」が今季5回目を記録したのだ。球団公式によると、これはMLB史上10度目・ホワイトソックス球団史上2度目という記録的な頻度で、直近では2019年のドジャース(ベリンジャー・シーガー・ペダーソン)以来の出来事という。球団史上初めてこの偉業を成し遂げたのは2004年のジョー・クレディ、ポール・コネルコ、ホセ・バレンティン。20年越しの再現に、球団のSNSも「the power of three」と誇らしげに投稿した。村上が新天地でチームの主軸として完全に機能していることを裏付けるデータといえる。
岡本和真と並ぶ、日本人1年目最多本塁打
今季ここまでの村上と岡本和真(ブルージェイズ)の本塁打争いは、まさに”抜きつ抜かれつ”の展開が続いている。7月10日に岡本が22号を放って大谷翔平のエンゼルス時代(2018年)の日本人メジャー1年目最多記録に並ぶと、24日には23号で単独更新。今回、村上が24号でこれに追いつき、2人そろって24本という新記録を共有する形になった。同じ2026年にメジャー移籍を果たした2人が、期せずして同じ記録を追いかけ合う構図はファンにとっても見応えのあるサブストーリーになっている。
故郷・熊本への支援も
村上の出身地・熊本県は、7月28日に発生した令和8年熊本地震で被害を受けている。ホワイトソックス球団は村上と協力し、試合使用の直筆サイン入りユニホームやバット・グラブなどを出品するオンラインチャリティーオークションを8月4日(日本時間5日)から開催すると発表した。収益は被災地の緊急対応・復興支援団体に寄付される予定で、村上自身も球団の取り組みとは別に個人としての支援を準備しているという。
ファンの反応
- 「熊本にパワー送ってくれてる」——遠く離れた地から届いた活躍を、故郷への応援と重ねて受け止める声
- 「頑張れ熊本」——村上の一発をきっかけに、被災地への声援がタイムラインに広がった
- MLB公式・球団公式のトリオ本塁打の投稿には「20年ぶりの再現」という記録の重みに驚く海外ファンの反応も見られた
チームの主軸として結果を出しながら、故郷への支援も続ける村上。8月4日からのオークション開始、そして岡本和真との本塁打記録争いの行方にも注目が集まる。
SV編集長:記録の話として拾ったのに、集まってきた声の多くが熊本のことだったのが印象に残った。
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