ノルウェー代表がW杯準々決勝でイングランドに惜敗し大会を去った——そのエース、アーリング・ハーランドが帰国した空港での一枚が、敗退の重い空気を一瞬で吹き飛ばした。
「It followed me home」——たった一言が生んだ400万表示
ハーランドが自身のXに投稿したのは、ウイスキーボトルを抱えた剥製のアライグマを手に、飛行機のタラップを降りる一枚。添えられた言葉はただ一言、「It followed me home(ついてきちゃった)」。投稿はわずか数時間で400万回以上表示され、ESPN FC(公式メディア)も「タキシダーミー(剥製)のアライグマを連れて帰国」と報じるなど、世界的な反響を呼んだ。
なぜこの一枚が、これほど愛されたのか
背景には、ハーランドという選手への好感度の高さがある。ノルウェーを一人で牽引しながらベスト8で散った直後、普通なら意気消沈していてもおかしくない。それを自虐でもなく、ただ剥製のアライグマを抱えたシュールな写真とワンフレーズで笑いに変えてしまう——この余裕と茶目っ気こそが、勝敗を超えてファンの心を掴んだ理由だ。負けてなお株を上げる、稀有なスターの振る舞いと言える。
ノルウェーのW杯を背負った、エースの奮闘
この一枚が温かく受け止められた背景には、ハーランドがノルウェーのW杯を一人で背負うような奮闘を見せていたことがある。強豪ぞろいの大会でチームを牽引し、ベスト8という結果まで導いた立役者だ。優勝候補にも数えられる実力を持ちながら、あと一歩のところで敗退——その悔しさは相当なものだったはずだ。それでも帰国の場面でファンを笑顔にしてみせる懐の深さが、勝敗を超えて愛される理由になっている。全力で戦い抜いた者だけが見せられる、余裕でもある。
Xで広がったファンの反応
- 「彼はカップを掴めなかったけど、僕らの尊敬はしっかり掴んだ」
- 「ハーランドを嫌いになる元気なんて、どこにも残ってない」
- 「ノルウェーを一人で背負っていた男が、今度はアライグマを抱えている」
- 「最初は合成写真かと思った」と驚くファンや、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のロケット・ラクーンに例えて茶化す声も
W杯では悔しい結果に終わったノルウェーだが、エースの人間味あふれる一枚が、ファンにとっては最後に微笑ましい思い出となった。ピッチ内外での振る舞いを含めて、ハーランドがなぜ世界中で愛されるのかがよく分かる出来事だった。
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