ドジャースの佐々木朗希が、敵地ヤンキース戦での後半戦開幕マウンドで、自身のポテンシャルを見せつける剛速球を連発した。メジャー自己最速を更新し、球団の記録まで塗り替えるインパクトを残した。

21球の「100マイル超」——球団記録を塗り替えた速球ショー
初回、佐々木はゴールドシュミットへの投球でメジャー自己最速となる101.8マイル(約163.8キロ)を計測。フォーシームの平均球速も100.1マイル(約161キロ)まで上昇した。圧巻はその本数で、この試合で100マイル超を投げた球数は21球に達した。これはトラッキングが始まった2008年以降で、ドジャース投手が1試合に投げた最多記録だという。MLB公式の統計担当者も「トラッキング開始以降で最多」と太鼓判を押した。1球の最速値だけなら他にも記録はあるが、100マイル超を1試合に21球という”継続的な剛速球”は、地肩の強さとスタミナの両方を要求される。それを後半戦の開幕戦でやってのけた意味は大きい。
スピードだけじゃない、内容も伴った好投
ただ速いだけではなかった。佐々木は5回2/3を投げ5安打1失点(自責点0、失策とパスボールによる非自責点)、5奪三振1四球としっかり試合を作った。自責点ゼロという内容は、球速の派手さの裏で制球も安定していたことを示す。メジャー移籍後の若い先発にとって、球威と制球を両立させながらイニングを重ねられるかは大きな課題だが、この日はその両面で及第点を超える投球を見せた。剛速球という”武器”を、実戦で結果に結びつけられた点にこそ価値がある。
大谷・山本も認めた、ローテーションの伸びしろ
ベンチでは大谷翔平・山本由伸の両投手が拍手で称える場面もあり、ドジャースはこの試合を2-1で制した。チームメイトの一流投手たちをも唸らせる球威は、佐々木がまだ発展途上でありながら、完成すればとてつもない投手になる可能性を示している。大谷が投手復帰を目指し、山本がエースとして君臨する中で、佐々木がこの球威を安定して発揮できれば、ドジャースのローテーションは球界屈指の陣容になる。未完の大器が本領を発揮し始めた——そう感じさせる一戦だった。
この一戦がもたらす「自信」
持っている球の速さは誰もが認めるところだった佐々木にとって、課題はそれをメジャーの打者相手に結果へ結びつけることだった。敵地ヤンキースという大舞台で、球団記録級の球威を無失点投球に昇華させた経験は、本人の自信という意味でも大きい。「通用する」という手応えを掴んだ投手が、次にどんな投球を見せるのか——伸びしろへの期待がふくらむ。
Xで広がったファンの反応
- 「大谷さん笑ってるやん」——ベンチの反応まで含めて話題に
- 「朗希何があった!?」「覚醒来た??」と驚きの声が続出
- 「フォーシーム163kmは痺れるね」「今日の朗希エグくね」と球威を絶賛
後半戦の滑り出しとして、これ以上ない一投となった。あとはこの球威を毎試合安定して出せるようになるかどうか。次回登板での再現に、大きな期待がかかる。
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