ドジャースの大谷翔平が現地9月2日のカージナルス戦での三塁への際どいスライディング以降、明らかに体の状態がおかしい。9月4日・5日と3試合連続でスタメンを外れ、デーブ・ロバーツ監督の口ぶりも「IL(故障者リスト)入りはなさそうだ」から一転、「回避できると期待しているが確信はない」へと急速にトーンダウンしている。

何が起きているのか——3日間で変わったロバーツ監督の発言
発端は現地9月2日のカージナルス戦。三塁への帰塁のスライディングで足を気にする素振りを見せた大谷は、その後の試合で左膝・右上腕二頭筋・首の張りを訴えるようになった。現地記者デイビッド・バセッグ氏(AM570)によると、ロバーツ監督は9月3日夜の試合後、大谷本人にテキストメッセージで「明日のスタメンには入れない」と伝えたという。大谷はこれに絵文字の敬礼スタンプひとつで返信したと報じられている。
9月4日時点でロバーツ監督は「IL入りの可能性は完全には排除されていない」としながらも、あくまで慎重な言い回しにとどめていた。ところが3戦連続でスタメンを外れた9月5日には「(回避できることを)期待はしているが、確信があるとは言えない」「5〜7日間の欠場も十分あり得る」と、わずか1日でトーンが明確に悪化した。The Athletic記者ファビアン・アルダヤ氏は、ロバーツ監督が大谷の状態を「氷山の一角」と表現したと伝えている。
なぜこのタイミングが重要なのか——ポストシーズンを見据えた判断
ドジャースはすでに地区優勝にほぼ手が届く位置におり、9月上旬のこの時期に大谷を無理に使い続ける必要性は薄い。実際、ファンの間でも「休ませてでも10月に万全な状態で戻ってきてほしい」という声が優勢になりつつある。二刀流としての負担が蓄積しやすい大谷にとって、レギュラーシーズン終盤のこのタイミングでの離脱は、致命傷になる前のブレーキとも読み取れる。一方で、打撃不振(本人が「フォームが崩れている」と評される場面が続いている)が先にあり、故障はその結果ではないかという見方も記者・ファンの双方から出ている。
海外ファン・記者の反応
X(旧Twitter)上では、心配・苛立ち・割り切りなど様々な温度感の反応が広がっている。
- 【現地記者・AM570 David Vassegh氏/@THEREAL_DV】”Dave Roberts sent Shohei Ohtani a text after last night’s game he would not be in tonight’s lineup. … Placing Ohtani on IL isn’t completely off the table.”(ロバーツ監督は昨夜の試合後、大谷に「今夜のスタメンには入れない」とメッセージを送った。IL入りの可能性も完全には排除されていない)
- 【The Athletic記者 Fabian Ardaya氏/@FabianArdaya】”Dave Roberts said he noticed Shohei Ohtani looking off physically tonight. Called it ‘the tip of the iceberg’…”(ロバーツ監督は今夜の大谷が身体的におかしいと感じたと話し、「氷山の一角」と表現した)
- 【The Athletic記者 Katie Woo氏/@katiejwoo】”Third day in a row Shohei Ohtani is not in the starting lineup. The Dodgers are continuing to weigh if Ohtani will need an IL stint”(大谷が3日連続でスタメンを外れている。ドジャースはIL入りの必要性を引き続き検討中)
- 【Dodgers Nation記者 Nelson Espinal氏/@nelson__espinal】”It was no mystery that Ohtani was hurt. The question is how much more time will he miss…”(大谷が痛みを抱えていたのは明白だった。問題はあとどれだけ欠場するのかだ)
- 【米ファン gabee_islas氏】”Give him a week off to reset. We’re winning the division regardless. Let Godzilla sleep”(1週間休ませてリセットさせろ。どのみち地区優勝はできる。ゴジラを眠らせてやれ)
- 【米ファン tonyr248_氏】”Bro I’m honestly starting to lose hope… you need to put him on the IL for his own good”(正直、もう望みを失いかけてる。本人のためにIL入りさせるべきだ)
- 【米ファン Viva_Mehecano氏】”They have to stop being stubborn with him and just IL him he’s just a liability now”(意地を張るのをやめて、もうIL入りさせるべきだ。今の彼はただの足かせだ)
- 【米ファン Baseballolol37氏】”His mechanics are just so off. That leg isn’t rotating and he’s compromising by over twisting his upper body…”(フォームが本当におかしい。あの脚が回転せず、上半身をひねりすぎて代償動作をしている)
- 【米ファン SouthpawJ氏】”Not to mention letting him run and steal, and slide!? Something is definitely off with Sho.”(走らせたり盗塁させたりスライディングまでさせるなんて!? ショウは絶対に何かおかしい)
- 【米ファン DMAC_LA氏】”Shohei Ohtani does not look like himself at all right now… Shut him down from pitching. Focus on getting as healthy as possible for October.”(大谷は今、まったく本来の姿じゃない。投手としては一旦シャットダウンし、10月に向け体を治すことに専念すべきだ)
- 【日本語ファン・@wildnrnrnrcat】”Put Shohei Ohtani him on the IL. Call up and DH Josue De Paula for 10 days.”(大谷をIL入りさせろ。デ・パウラを昇格させて10日間DHで使え)
- 【日本の速報アカウント・@MLB_comment】「3塁に戻る際に膝を痛めたのか足を気にする大谷選手」
心配や苛立ちの声が目立つ一方、「地区優勝は揺るがないのだから今のうちに休ませるべき」という前向きな割り切りの声も一定数あり、単純な悲観一色ではないのが今回の反応の特徴だ。
今後の見通し
現地9月5日(日本時間6日午前)のナショナルズ戦の時点でも大谷はスタメンを外れており、正式なIL入り発表があるかが当面の焦点になる。ポストシーズンを見据えれば、無理に間に合わせるよりも早めに体を整える方が合理的という見方が現地でも広がっており、今後1週間の状態報告に注目が集まる。
SV編集長:ロバーツ監督のコメントがわずか1日で「なさそう」から「確信はない」に変わったのが個人的には一番の注目点。監督自身も掴みきれていない体の状態だからこそ、ファンの「休ませろ」の声が説得力を持って広がっているように見える。
関連記事:山本由伸、8奪三振の快投も延長10回でまさかの逆転負け
関連記事:鈴木誠也、24号弾でカブス球団新記録9発の大勝劇
▼あわせて読みたい:【2026年版】MLBで活躍する日本人選手まとめ|所属チ


コメント