冨安健洋が、セリエA復帰に向けて動いている。フリーエージェントとなっていた日本代表DFに、昇格組ヴェネツィアが長期契約のオファーを提示。5年ぶりのイタリア復帰が現実味を帯びてきた。

3年契約でほぼ合意、5年ぶりのセリエA復帰へ
アヤックスとの契約が満了しフリーとなっていた冨安(27)に、今夏セリエA昇格組のヴェネツィアが長期オファーを提示した。イタリアの移籍情報サイト「トゥット・メルカードウェブ」の報道によると、3年契約の交渉が進み、年俸は税引きで100万ユーロ(約1億8000万円)に出来高が加わる条件でほぼ合意に達している。冨安は2019〜21年にボローニャでプレーした経験があり、実現すれば5年ぶりのセリエA復帰となる。イタリアでの実績があるだけに、リーグへの再適応もスムーズだと見られている。
なぜヴェネツィアが本気なのか
背景には、ヴェネツィア側の事情がある。守備の主力DFが大怪我を負ったことで補強が急務となり、当初はサッスオーロとの争奪戦だったところを、ヴェネツィアが決定的な動きを見せて主導権を握ったという。複数ポジションをこなせる冨安は、昇格したばかりで守備の底上げが必要なクラブにとって理想的な補強だ。CBもサイドバックもこなせる汎用性は、選手層が薄い昇格組にとって特に価値が高い。「昇格組にとっては超ビッグ補強」というファンの評価も頷ける。
アーセナルでの経験が、セリエAで生きる
冨安はセリエAの後、プレミアリーグの強豪アーセナルで長くプレーし、欧州トップレベルの守備を経験してきた。そのキャリアで培った対人守備の強さと戦術理解は、セリエAでも即戦力として通用するはずだ。守備が重視されるイタリアのサッカーは、元々堅実な冨安のスタイルと相性が良い。日本代表でも中心を担うDFが、5年の時を経てより成熟した姿でセリエAに戻ってくる——その完成度に、現地でも期待が寄せられている。
「日本人プレミアリーガー」から「セリエA組」への広がり
近年の日本人海外組はプレミアリーグへの挑戦が目立っていたが、冨安のセリエA復帰は、日本人選手の活躍の場がさらに広がることを意味する。守備の組織を重んじるイタリアで、対人守備に長けた冨安がどこまで評価を高められるか。セリエAは伝統的にディフェンダーの育成・評価に定評があるリーグでもあり、冨安のようなタイプにとっては実力を示しやすい舞台だ。日本代表の守備の要が、5年ぶりのイタリアでさらなる成長を遂げられるかに注目が集まる。
ファンの本音は「とにかく怪我だけは」
- 「ボローニャ時代の輝きをもう一度見せてくれ」と復帰を歓迎する声
- 「とにかく怪我だけはしないでくれ」「メディカルチェックを無事にパスできるかが最大の関門」と、過去の怪我歴を心配する声
- 「イタリア語も喋れるだろうし、チームへの適応は一瞬で終わりそう」と期待する声
- 日本のファンからも「セリエはJ2と時間がずれるから見やすい。絶対に見たい」と視聴を楽しみにする声
歓迎の声の裏に「怪我だけは」という願いがにじむのは、それだけ冨安の実力が本物で、コンディションさえ整えば主力として計算できるからだ。「最終決定の寸前」という段階まで来ており、去就は近く決着する見通しだ。
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