山本由伸、まさかの第1戦先発回避に米ファン激怒!←「Yoshinobu Yamamoto Disrespect Is Sickening」

野球

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は10月2日(日本時間3日)、ブレーブスとのナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)第1戦の先発投手に、トレード加入のタリク・スクバルを指名すると発表した。2025年ワールドシリーズMVPの山本由伸が「当然の第1戦先発候補」と見られていただけに、米メディア・ファンの双方に衝撃が広がった。

なぜ山本ではなくスクバルだったのか、ロバーツ監督が明かした理由

ロバーツ監督は起用理由について「タリックがこのシリーズで通常の登板間隔で再び投げられる可能性や、その先の戦いを見据えた時にどうなるか」を踏まえた判断だと説明した。一方で山本への信頼の大きさにも触れ、「このチームならヨシが第1戦の先発を務めるのが当然だと思われがちですし、実際そうですからね」と語っている(中日スポーツ)。

英語では率直に「正直言って、4人の誰を帽子から引いて投げさせても、おかしくない顔ぶれなんだ(To be honest, we can kind of really put all four guys in a hat and run them out there.)」とも述べており、山本・スクバル・スネルら4本柱の層の厚さが、今回のような”意外な”先発順にもつながったことがうかがえる(SI.com)。

左腕のスクバルを起用する最大の理由は、ブレーブス打線のマッチアップにあるとされる。ブレーブスは右投手相手には打率.250だが、左投手相手には.240まで落ち込むというデータがあり(Dodgers Way)、さらに山本はスクバルやスネルに比べて本塁打や大きな飛球を打たれる傾向がある上、ホームより敵地の方が好成績という点も考慮されたという。山本を第2戦に温存することで、その先のリーグ優勝決定シリーズ第1戦にも万全の状態で臨めるローテーションが組める、という中長期的な計算も背景にある。

登板前日、”非公開”の大谷翔平との真剣勝負では山本に軍配

先発発表の前日に行われた非公開のシート打撃では、思わぬ形で大谷翔平と山本由伸が対戦していたことも明らかになった。大谷は3打席で2打数1安打1打点という結果を残したが、ロバーツ監督は会見で対戦の結果を問われ「ヨシ(山本)が勝ったよ。いや、確かヨシが何度か翔平を打ち取ったと思う」と明かしている(デイリースポーツ)。日本時代から9年ぶりとなった”対戦”に、大谷自身も「印象もだいぶ違っていた」とコメントしており、ポストシーズンを前にしたファン心をくすぐるエピソードとなった。

先発に指名されたスクバル本人は自信たっぷり

当のスクバルは先発指名について「光栄なことだし、誇りに思う。首脳陣や仲間たち、球団からの信頼を感じるよ(It’s an honor and a privilege to start Game 1 and have the trust in the coaching staff and my teammates and the organization)」と素直に喜びを語った。ブレーブス打線については「自分の球は、相手を簡単に歩かせるほど生ぬるくない。向こうにちゃんと稼がせてやる(My stuff’s too good to give a guy a free pass. Let him earn it.)」と、気負いよりも自信をにじませるコメントを残している(SI.com)。

米ファンの反応「なぜヨシじゃないんだ」

SNSでは「なぜ山本由伸じゃないのか」と驚きと反発の声が相次いだ。現地メディアの見出しにも「Yoshinobu Yamamoto Disrespect Is Sickening(山本由伸への”冷遇”に吐き気がする)」という強い言葉が使われるほどで、一部を翻訳して紹介する。

  • 「スクバルは素晴らしい投手だが、なぜ山本由伸を使わないんだ」
  • 「トレードで獲得した判断を正当化するために投げさせているだけなのか」
  • 「山本こそ、実力で第1戦の先発権利を勝ち取ったはずだ」
  • 「帽子から適当に名前を引いても、何があっても正解の選手になる」(層の厚さを皮肉った声)
  • 「ドジャースの打線は異常だ。ほぼオールスターチームだ」「その半分は殿堂入り選手だしな」
  • 「ロバーツはこの国で一番楽な仕事をしてるかもしれない」「去年の10月は、そんなに楽そうには見えなかったよ」(連覇の重圧を踏まえた皮肉)
  • 一方で擁護派も。「ドジャースファンに先に言っておくけど、これは山本への”冷遇”なんかじゃない。一番筋が通った判断だよ。タリク・スクバルが第1戦の先発でいい(Tried to give you a heads up, Dodgers fans, and NO, this isn’t the Dodgers disrespecting Yamamoto. This always made the most sense. Tarik Skubal is your game 1 starter.)」

冷静派の分析「これはシーズン開幕戦じゃない」

感情的な反発の一方で、データを基にロバーツ監督の判断を支持する声も目立った。

  • 「気温華氏100度、午後1時開始のデーゲームではボールがよく飛ぶ。山本はスクバルやスネルより本塁打を打たれている」
  • 「これはシーズン開幕戦じゃない。第3戦で山本が引導を渡せばいい」
  • 「Game 3はロードだ。ロードの方がいい投手なんだから理にかなってる」
  • ドジャース専門メディア「Dodgers Way」も、ブレーブスが左投手を苦手としている点を踏まえ、スクバル起用を戦術的に妥当と分析している

賛否は分かれたものの、「山本を軽視している」というより「どう勝ちきるかの配置の問題」として受け止める声が、試合が近づくにつれて増えていった印象だ。

第1戦はドジャースが5-3で勝利、山本は第3戦へ

迎えた第1戦、スクバルは猛暑の中6回を投げて要所を締める好投を披露。テオスカー・ヘルナンデス、カイル・タッカー、マックス・マンシーの一発などでドジャースが打線も援護し、5-3でブレーブスを下して地区シリーズを先勝で滑り出した。山本は中日スポーツの報道通り、現地時間10月6日(日本時間7日)のアトランタでの第3戦に先発予定で、エースの”本領発揮”は持ち越しとなる。

SV編集長:世界一投手がまさかの第1戦先発回避、しかも理由が「対戦成績や気温のデータ」というのが今っぽいなと思いました。感情より数字、というドジャースらしい判断に見えます。山本の第3戦、どんな投球を見せてくれるか楽しみです。

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